犬・猫の健康診断
予防・定期的な診察(予約不要)
- 通常の診察時にも一般的な身体検査は可能です。
- 特に、ワクチンやフィラリア予防の際は、接種および投薬前には必ず身体検査を行いますので、予防などで定期的に診察を受けることも、病気の早期発見に重要になります。
- 犬のフィラリア症予防時期(4~6月)には、フィラリア検査と一緒に腎臓・肝臓などの一般的な項目を調べることができる血液検査(後日結果報告になります)を行っています。10時間以上の絶食(水はOK)で来ていただければ、実施可能です。こちらは基本的に予約はいりません。
犬・猫ドック(要予約)
- 病気の早期発見のための健康診断(動物ドック)をお勧めしております。犬・猫は7〜8歳を超えたら中高年となりますので、特に中高年になったら一度検査をおすすめします。
- 犬・猫ドックには、以下などがあります。その子の状態にあわせて設定いたしますので、まずご来院して頂いた上で詳細を決定します。
- 一般的なドック(血液検査、レントゲン検査、腹部エコー検査、オプション;腎機能測定検査、尿検査、糞便検査など)
- 心臓ドック(血液検査、心不全マーカー;NT-ProBNP、レントゲン検査、心臓エコー検査、心電図、血圧)
- 眼ドック(スリットランプ検査、眼圧測定、眼底検査、涙液量検査、涙管検査など)
- 皮膚ドック(血液検査、一般皮膚科検査、細菌培養、真菌培養、血液によるアレルギー検査、食事・シャンプー・外用カウンセリングなど)
- その他、病気の診断を目的に行うドックは、一般的ドックに加え、各病態によりホルモン検査や消化管造影、紹介制ですがCTやMRI検査(株式会社キャミック)など
- 犬や猫では心臓疾患、呼吸器疾患、脳神経疾患、整形疾患、皮膚疾患、胆嚢・肝臓・膵臓疾患、内分泌疾患、腎泌尿器疾患、腫瘍性疾患など全般的な疾患、特に猫では、高齢で多くなる心臓疾患、甲状腺疾患、腎臓疾患、腫瘍性疾患などに注意して検査結果をみていきます。
- 検査日は朝からの絶食でお預かりし、院内の検査機器で調べたものについては、夕方に結果報告いたします。外部機関でしか検査できない項目については、後日の報告となります。
- 費用は20,000〜40,000円前後ですが、種類や内容により幅があります。
*犬・猫ドックは予約制です。詳しくはお問い合わせください
エキゾチックアニマル(犬・猫以外)の健康診断
基本的には、診察に来ていただいた際に一般的な健康診断をしていきます。エキゾチックアニマルは検査自体が動物にとって負担となることもありますので、相談をした上で検査内容を決めていきます。
ウサギ、モルモット、チンチラ
- 健康診断:身体検査、糞便検査、口腔内(歯)検査など
- ドック:血液検査、レントゲン検査、腹部エコー検査、必要により心臓エコー検査、心電図、眼科検査など(外部機関でしか検査できない項目の炎症反応測定やエンセファリトゾーン抗体検査などは相談の上で実施)
フェレット
- 健康診断:身体検査、糞便検査など
- ドック:血液検査、レントゲン検査、腹部エコー検査、必要により心臓エコー検査、心電図など(外部機関でしか検査できない項目のミンクアリューシャン病、フェレットコロナウイルス、インスリン測定などは相談の上で実施)
- 腫瘍性疾患が疑われる場合には、針吸引細胞診または生検なども追加して行います。
*なお、検査にあたり動物の動きが激しい場合には、正確な検査を行うため・事故を防ぐ目的で鎮静剤が必要となる場合があります。
ラット、ハムスター、デグー、リチャードソンジリス、プレーリードッグ、フクロモモンガ
- 健康診断:身体検査、糞便検査、口腔内(歯)検査(デグー)など
- 無鎮静ドック:レントゲン検査、腹部エコー検査、心臓エコー検査
- 鎮静ドック:血液検査を実施する場合には鎮静剤が必要になる場合があります。
ハリネズミ
- 健康診断:身体検査、糞便検査、口腔内(歯)チェックなど
- 鎮静ドック:(検査には基本的に鎮静剤が必要になります)血液検査、レントゲン検査、腹部エコー検査、心臓エコー検査など
鳥
- 健康診断:身体検査、そのう液検査、糞便検査、感染症PCR検査
- ドック:血液検査、レントゲン検査、腹部エコー検査、心臓エコー検査(ただし、検査による負担も加味するため必要なものを相談し選択)
カメ
- 健康診断:身体検査、糞便検査(場合によりレントゲン検査)
- ドック:血液検査(鎮静剤が必要になることがあります)、レントゲン検査、エコー検査(一定以上のサイズの子に適応となります)
*エキゾチックアニマルの各種ドックは予約制です。詳しくはお問い合わせください